1910年にフィンランドで創立されたガラスメーカーです。
Riihimaen lasiは、フィンランド国内ではアーティストとの共同製作を初めて行った事で名が知れています。
アーティストとガラス職人で作り上げたアートグラスは、国内外で高い評価を受ける事となり、他のガラスメーカーへも大きな影響を与えました。
1940 - 60年代が最盛期と言え、様々なアートガラス、ガラスボトル、フラワーベースなど、名品の数々を生み出しています。
70年代以降は他のメーカーのガラス製品や安い輸入グラスの煽りを受け、業績は徐々に下降線を辿ってしまいます。
それでもコスト削減などを続け、品質を下げる事無く美しいガラス製品を生み出し続けましたが、1990年に惜しまれながらも工場は閉鎖をされ、歴史に終止符を打つ事になりました。
工場跡は現在ではガラス美術館となり、フィンランドのガラス細工の歴史を垣間みれる大事な施設として運営が続けられています。
Riihimaen lasiの生み出した品々は現在でも高い人気を誇り、大切に扱われています。
フィンランドのガラスアイテムを語る上では絶対に外せないメーカーの一つと言えるでしょう。